こんにちは、ベイブレードパーク運営者のレンです。最近、新しく発売されたカスタマイズセットUの機体を使ってみたけれど、なぜか勝てないとお悩みではありませんか。
せっかく手に入れたのに、ネットの評価でも弱いと言われていて、どうすればバトルで活躍できるのか探している方も多いかなと思います。
今回は、そんな悩みを解決するために、海外で人気のタロンプテラとの違いや、ヴァイパーテイルから進化した特徴を踏まえて、ベイブレードXのプテラスイングの最強カスタムに関する情報をわかりやすくまとめました。これを読めば、大会でも十分に戦える圧倒的なアタッカーとして生まれ変わらせることができますよ。
- なぜデフォルトの構成が自壊しやすくて勝てないのかという力学的な理由
- 海外で活躍している同型機の競技実績と評価の真相
- 重心を低くして破壊力を極限まで高めるおすすめの改造方法
- 環境上位の機体に勝つための実践的なシュートテクニック
目次
ベイブレードXのプテラスイングの最強カスタムとは
ここからは、新しく登場したこのブレードがそもそもどんな特徴を持っているのか、そしてなぜそのまま使うと厳しい戦いを強いられるのかを深掘りしていきます。パーツの組み合わせを見直す前に、まずは機体そのものの性質をしっかりと理解することが、勝率を上げるための第一歩になりますよ。
初期状態で弱いと言われる理由

2024年11月に発売されたUX-10「カスタマイズセットU」に収録されているこのブレードですが、公式が推奨している標準構成の「7-70B(ボール)」をそのまま使うと、どうしても勝率が安定しないという声をよく聞きます。見た目は非常に攻撃的で強そうなのですが、実際にスタジアムで回してみると、あっけなく弾き飛ばされたり、スタミナ切れで倒れてしまったりすることが多いんですよね。
実はこれには、明確な構造上の理由があるんです。それぞれのパーツ単体で見ると、7面の側面を持つミッドハイトのラチェット「7-70」は非常に重くて防御力が高く、ビットの「Ball(B)」も持久力においては現環境トップクラスの性能を誇っています。しかし、これらを組み合わせた完成体として見たとき、それぞれのパーツの強みが完全に喧嘩してしまっているのが現状です。
ブレード本体は激しく相手を弾き飛ばす攻撃的な性質を持っているのに、下部のパーツがそれを真っ向から受け止める持久・防御の設定になっているため、力が分散してしまうのが最大のネックとなっています。
さらに、ブレード自体が上のほうに重さが偏りやすいトップヘビーな形状をしているため、回転の勢いが落ちてくるとスタジアムの床に擦ってしまい、せっかくのボールビットの持久力を活かす前に倒れてしまうことが多いのです。これが、初期状態で「弱い」と評価されてしまう最も大きな要因です。
勝てない原因は高い反動と分解
先ほどのパーツの相性に加えて、最も致命的な問題となっているのが、バトル中の「バースト(分解)」の多さです。このブレードは鋭角な三角形を基調とした3面構成で、相手の回転を狂わせる強力なスマッシュ攻撃が得意ですが、その分だけ相手とぶつかった際の「リコイル(反発力)」がとてつもなく大きくなっています。
| 分析項目 | 力学的な特徴 | 競技への影響 |
|---|---|---|
| 重量帯 | 34.2gから34.5g | 高い慣性モーメントによって強力な打撃力を発揮します。 |
| 形状・構造 | 3面構成、低いメタル刃 | 相手の姿勢を崩すスマッシュ攻撃に特化しています。 |
| リスク要因 | トップヘビー、高リコイル | 衝突時の反動による自壊リスクが非常に高くなります。 |
そして、初期装備のボールビットはバースト耐性が「20」と極端に低く設定されています。つまり、自分自身の強力な攻撃によって発生した反動をビットのロック部分で支えきれず、結果として自爆してしまう「リコイル・リリース」が頻発してしまうのです。
攻撃を仕掛ければ仕掛けるほど、自分が弾け飛ぶリスクが高まってしまうという矛盾した状態。これが、多くのブレーダーが「勝てない」と頭を抱えている最大の原因と言えますね。
ネット上の評価と実際の強さ
このような初期状態の扱いづらさから、SNSや動画サイトなどでは「期待外れ」「使い道がない」といった厳しい評価を下されることも少なくありません。どうしても勝てない経験が続くと、そう思ってしまうのも無理はないかなと思います。しかし、その評価はあくまで「ストック状態(無改造)で使った場合」の話です。
実は、機体の重量自体は34.2gから34.5gと、全ブレードの中でも中重量級から高重量級の境界に位置するほどしっかりと重みがあります。この質量を正しく相手にぶつけることができれば、環境トップクラスの防御型ベイブレードであっても、一撃でスタジアムの外へ弾き飛ばすポテンシャルを秘めているんです。
つまり、パーツの組み合わせのベクトルが間違っているだけで、ブレード本体の性能が決して低いわけではありません。正しい理論に基づいてカスタマイズを施せば、ネット上のネガティブな評価を覆すほどの圧倒的な強さを発揮できる、非常にロマンのある機体なんですよ。
海外の同型との違いを徹底比較

このブレードの真の力を引き出すヒントは、実は日本ではなく海外の競技シーンに隠されています。欧米市場を中心に展開しているハズブロ版では、「タロンプテラ」という限定ブレードが先行してリリースされていました。実はこれ、今回私たちが手にしている機体と全く同じ形状をした、言わば「同型機」なんです。
そして驚くべきことに、海外の大会やコミュニティにおいて、このタロンプテラは「史上最も競技的に成功したブレードの一つ」として、現在でもトッププレイヤーたちに愛用されています。日本国内では「ヴァイパーテイルのバリエーション」として認識されていますが、海外ではすでに独自の進化を遂げ、一つの完成された戦術として確立されているのです。
海外のプレイヤーたちが口を揃えて言うのは、「持久力や防御力で勝とうとするのは間違いだ」ということです。ブレードが持つ高い破壊力と反発力を最大限に活かすためには、中途半端な守りを捨てて、純粋なアタッカーとして振り切るアプローチが最も効果的だと証明されています。
重心を低くする改造の重要性

海外の成功例から導き出される最も重要なポイントは、「機体の重心を徹底的に下げること」です。先ほどもお伝えした通り、このブレードは構造上どうしても上部に重さが偏りやすいため、背の高い(ハイハイトの)ラチェットを履かせると、相手の攻撃を下からすくい上げられる形になり、簡単にバランスを崩してバーストしてしまいます。
そのため、ラチェットの高さは必ず「60(ローハイト)」に固定してください。70や80といった高いパーツを採用することは、自ら弱点をさらけ出すことになるため絶対に避けるべきです。
5-60や3-60、あるいは9-60といった低いラチェットを組み合わせることで、トップヘビーによる姿勢崩れを最小限に抑えつつ、ブレード下部にあるメタル刃を使って、相手を上から叩き潰すような安定したスマッシュ攻撃が可能になります。これが、最強の組み合わせを作るための絶対条件となります。
ベイブレードXのプテラスイングの最強カスタム解説
機体の弱点と強みがわかったところで、いよいよ具体的な改造レシピと実践的な戦術について解説していきます。環境で活躍しているパーツをただ組み合わせるだけでなく、理にかなったセッティングを行うことで、このブレードは驚くべき破壊力を発揮するようになりますよ。
一撃必殺を狙う超攻撃的な構成

まず最初にご紹介するのは、国内外の検証で最も強烈な打撃力を持つと評価されている「5-60LF(ローフラット)」の構成です。これは、スタミナを完全に犠牲にして、短期決戦でのノックアウトやバーストだけを狙いに行く超攻撃特化のセッティングです。
5-60ラチェットで重心を限界まで下げ、全パーツ中で最も低い位置から最高速で駆け抜けるLow Flat(LF)ビットを採用します。これにより、スタジアムのXダッシュギミックを猛スピードで捉え、相手の下部から急角度で強烈なスマッシュを叩き込むことができます。
約34.5gというブレード自体の重さがこの高速移動と合わさることで、環境トップの防御型ベイすらも一撃でバースト、あるいはオーバーフィニッシュさせる暴力的な決定力を発揮してくれます。
もちろん持久力は皆無に等しいため、シュート直後の数秒間で勝負を決める必要がありますが、その一撃の爽快感と破壊力は他の追随を許しません。とにかく相手をぶっ飛ばしたい!という方に全力でおすすめしたい構成です。
連続で姿勢を崩す安定重視の構成

次にご紹介するのは、海外の研究において総合力ナンバーワンと評価されている「9-60R(ラッシュ)」です。一撃の重さよりも、相手のスタミナを削り切ることを目的とした構成になります。
9面のラチェット(9-60)は形状が最も真円に近いため、万が一スタジアムの床に擦れてしまっても、スタミナロスを最小限に抑えることができます。ここにRush(R)ビットを合わせることで、エクストリームダッシュの軌道が細かく刻まれ、スタジアム中央に陣取る相手に対して連続的な波状攻撃(多段ダッシュ)を仕掛けることが可能になります。
他にも、3面の突起がブレードの形状と合致する「3-60」に、軌道が変化するPoint(P)ビットを合わせた「3-60P」や、オーソドックスなFlat(F)ビットを合わせた「3-60F」も、扱いやすさと威力のバランスが取れていて非常におすすめです。自分のプレイスタイルに合わせて、アタックの軌道や連撃の回数を調整できるのがローハイト構成の強みですね。
勝率を上げる斜めに打つ回し方

素晴らしいパーツの組み合わせを見つけても、打ち方(シュート技術)が間違っていては宝の持ち腐れになってしまいます。特にこの機体は、無謀な正面衝突をすると自分自身がバーストしてしまうリスクを常に抱えているため、緻密なシュートコントロールが求められます。
そこで必須となるテクニックが、スタジアムに対して少し角度をつけて撃ち出す「傾斜シュート(Downward Banking)」です。この打ち方をマスターすることで、機体はスタジアムのすり鉢状の斜面を正確に捉え、外周へ飛び出して自滅してしまうリスクを大幅に軽減することができます。
さらに、最初から傾斜をつけてシュートすることで、ブレードの低く配置されたメタル刃が相手の上部を斜め上から叩き下ろす形になり、持ち味である相手の姿勢を崩す効果(ディスタビライズ)をより強力に発揮することが可能になります。
スタジアムのどこに落とすか、どの角度で侵入させるかを計算し尽くしたプレイングが、勝利への鍵を握っていますよ。
強力な相手に対する戦い方

現在の競技環境においてトップに君臨している機体たちと対面した場合の戦術も押さえておきましょう。例えば、圧倒的な持久力を誇る「ウィザードロッド」のようなスタミナタイプの機体に対しては、このブレードの下方へのスマッシュ攻撃が極めて効果的に刺さります。相手の姿勢を無理やり崩して回転力を削り取る戦術を取れば、十分に勝機を見出すことができます。
一方で、「ナイトランス」や「シャークエッジ」のような、弾き出し能力に長けたアタックタイプの機体と対面した場合は注意が必要です。正面から激突すると、お互いのリコイルが合わさって大事故(同時バーストなど)になりかねません。
相手の軌道を予測し、できるだけ側面や上部から叩き込めるよう、シュート位置やタイミングをずらす工夫が必要になってきます。相手の構成を素早く分析し、それに応じたアプローチを選択することが、中級者から上級者へステップアップするための重要なポイントですね。
ベイブレードXのプテラスイングの最強カスタム総括

ここまで、新しいブレードの隠されたポテンシャルと、それを引き出すための具体的な改造理論について詳しく解説してきました。初期状態では自壊リスクが高く「弱い」と誤解されがちですが、力学に基づいた正しいアプローチを行うことで、環境上位とも互角以上に渡り合える素晴らしい機体であることがお分かりいただけたかと思います。
スタミナや防御という中途半端な概念を捨て去り、「5-60LF」や「9-60R」といったローハイト・アタック特化の構成に絞り込むこと。そして、傾斜シュートを用いて相手の姿勢を徹底的に崩すこと。これが、ベイブレードXのプテラスイングの最強カスタムを使いこなすための結論です。ぜひ皆さんも、お手元のパーツケースを開いて、この暴力的な破壊力を体感してみてくださいね。
